2026年8月11日

まず住宅の安全性を高めよう 耐震改修など

木 造 住 宅 耐 震 改 修 工 事 の 手 引 き(名古屋市)

耐震改修のすすめ 木造住宅耐震改修工事事例集(横浜市)

愛知建築地震災害軽減システム研究協議会(減災協)

【事業の目的】 愛知県および名古屋市(建設部局・防災部局・外郭団体)が推進する災害軽減施策の実効性を高め、喫緊の課題である地震減災対策を早急に実施することを目的とします。

【背景と強み】 参画する3つの国立大学法人は、地震防災対策に不可欠な「耐震性検証用の構造実験施設」を個別に有しています。法人化による機動性を生かし、建築構造を専門とする教員や関連組織が緊密に連携することで、質・量ともに計り知れない協働効果が期待できます。

【実施内容】 構造工学の視点から、主に以下の2点に取り組みます。

  1. 統合型実験システムの構築: 各機関の実験施設を効率的・有機的に活用できるシステムを構築します。

  2. 先進的設備の導入と共同利用: 各機関が現有していない先進的な設備を新設します。広く共同利用施設とすることで維持管理費を確保し、設備の高度利用と効果的な管理運営を図ります。

【期待される成果】 本事業により、具体的には以下の開発が見込まれます。

  • 耐震化戦略策定手法

  • 低コスト高耐震化構法

  • 技術普及プログラム

東京都の「安価で信頼できる木造住宅の 「耐震改修工法・装置」の事例紹介」

「大きい地震、不安だな…」 「いろんな事例があるから、我が家に一番合ったものを探したい!」 「選び方のポイントを知って、しっかり耐震改修してもらおう」

そんな思いにお応えするため、『安価で信頼できる木造住宅の耐震改修工法・装置の事例』をご紹介します。

耐震改修の工法や装置は多種多様です。建物の特性や状態、所有者様のご意向によって最適な改修方法が異なるため、ひとつの基準だけで順位を付けることはできません。

そこで本資料では、実際に耐震改修を行った事例について、具体的な工期や工事費などを掲載しました。紹介している工法単体だけでなく、他の補強工事と組み合わせて施工した事例も確認できます。

きっと来るその日に備えて。ご自宅の耐震改修を検討する際の参考にしてください。

構造コラム第18回「コンクリートのせん断ひび割れ」⼀級建築⼠事務所 株式会社U’plan現在の日本では、建築物の構造体に使われる材料は木・鋼・

せん断力とコンクリートの関係(続きの解説案)

コンクリートに「せん断力」が働いたとき、実はコンクリート内部では非常に複雑な力の伝わり方をしています。この関係性を理解するための重要なポイントは、以下の3つです。

1. せん断力はコンクリート内部で「斜めの引張力」に変わる

ハサミで紙を切るような「ズレ」を生じさせるせん断力が梁(はり)や柱に働くと、コンクリートの内部では、その力に対して約45度傾いた方向へ引っ張られる力(主引張応力)が発生します。 前述の通り、コンクリートは「引張に弱い」という致命的な弱点を持っています。そのため、大きなせん断力がかかると、この斜めの引張力に耐えきれず、斜め方向のひび割れ(せん断ひび割れ)が生じてしまうのです。

2. 突然発生する恐ろしい「脆性破壊(ぜいせいはかい)」

建物に限界以上の力がかかって壊れる際、壊れ方には大きく分けて「曲げ破壊」と「せん断破壊」があります。

  • 曲げ破壊: 鉄筋が先に伸びて徐々に変形が進むため、「建物が危ない」というサイン(大きなひび割れやたわみ)に気づきやすく、逃げる時間を確保できます。

  • せん断破壊: コンクリートが斜めに割れるせん断破壊は、前触れもなくある日突然「バキッ」と一気に崩壊します。これを脆性破壊と呼び、人命に関わる重大な事故に直結するため、建築設計において最も避けなければならない壊れ方です。

3. せん断力から建物を守る「せん断補強筋」

コンクリート単体ではせん断力に対抗できないため、構造設計では「せん断破壊を絶対に起こさせない」ための工夫を施します。それがせん断補強筋(せんだんほきょうきん)の配置です。 建物の骨組みとなる主筋(長手方向の太い鉄筋)を囲むように、梁には「あばら筋(スターラップ)」、柱には「帯筋(フープ)」と呼ばれる鉄筋をぐるぐると巻き付けるように細かく配置します。これにより、コンクリートが斜めに割れようとする力を鉄筋がガッチリと押さえ込み、恐ろしいせん断破壊を防いでいるのです。

うごく たおれる とぶ おちる+われる【PDF: 6.29MB】

長周期地震動と高層ビル

過去の災禍を振り返り今後について考える
~「知彼知己者、百戰不殆」で「転禍為福」~
福和伸夫(名古屋大学減災連携研究センター)