🔑 キーワード
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ダンゴムシポーズ(従来の画一的な避難姿勢)
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防災散歩(日常の散歩で危険箇所を想像・確認すること)
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My被害想定(自分の身の回りの具体的なリスク想定)
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耐震化の真実(壊れないのではなく、時間を稼ぐもの)
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津波てんでんこ(状況に応じて各自が判断して逃げる主体的な防災)
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無知による犠牲(知識がないことで失われる命)
💘 刺さる言葉(名言・警句)
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「『何をするか』の前に『何が危ないか』を考える」 (行動だけを覚えるのではなく、まずは状況把握が優先であるという指摘)
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「耐震化=壊れない、ではない。崩壊するまでの時間を稼いでくれるもの」 (建物を過信せず、屋外へ逃げるための猶予時間だと捉える視点)
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「ダンゴムシポーズは『教えやすい』『みんな同じことができる』から広まった」 (教育現場の都合が優先され、実際の生存確率が二の次になっているという残酷な事実)
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「誰かが指示をしてくれる本番はなかなか来ない」 (マニュアルや指示待ちではなく、自ら考えて行動することの重要性)
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「知っていたら助かった命がある」 (防災教育の本質であり、原点となる言葉)
📝 論点整理(番組が伝えたかった3つの本質)
論点1:従来の「思考停止型」防災教育への警鐘 ダンゴムシポーズのように「とりあえずこの姿勢をとれば安全」という、思考を止めてしまう防災教育は危険である。指導側の「教えやすさ」や「統一感」を優先するのではなく、本当に命を守るための教育へアップデートする必要がある。
論点2:安全に対する「思い込み」の排除 「耐震化されているから建物内は安全」「机の下に潜れば安全」といった思い込みを捨てること。大地震においては耐震化された建物でも崩壊するリスクがあり、室内のあらゆるものが凶器になる。「耐震化は逃げるための時間稼ぎ」という正しい認識を持つべきである。
論点3:「一律の防災」から「オーダーメイドの防災(My被害想定)」へ 危険は「どこにいるか」によって全く異なるため、全国共通の避難マニュアルは存在しない。ハザードマップを確認し、自宅や職場、通学路などで「もし今ここで地震が起きたら何が起こるか?」を具体的にシミュレーションする「My被害想定」を日頃から行い、主体的に動けるよう備えることが不可欠である。
MBSラジオ『ネットワーク1.17』番組要約
テーマ:「災害と明日の防災を考える〜ダンゴムシポーズは安全か?〜」 パーソナリティ: 西村愛 ゲスト: 江夏武史さん(NPO法人 減災教育普及協会 代表)
はじめに:ブロック塀の安全点検と「防災散歩」
大阪北部地震の発生から今日で5年になります。この地震では、登校中の小学4年生の児童が倒壊したブロック塀の下敷きになって亡くなりました。
国土交通省は、学校に限らず一般住宅でも対策が必要だとして、ホームページで点検を呼びかけています。チェックポイントは以下の6項目です。
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塀は高すぎないか
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塀の厚さは十分か
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ひび割れていないか (など)
このうち5項目は外観でチェック可能です。1つでも不適合や分からないことがあれば、専門家に相談してください。犬の散歩や公園へ行く時など、日常の中で「もしここで地震が起きたら何が飛んでくるか?」を想像する「防災散歩」をおすすめします。
メインテーマ:地震時の「ダンゴムシポーズ」は本当に安全か?
地震が起きた時、頭を抱えて姿勢を低くする「ダンゴムシポーズ」を教わった方は多いと思います。しかし、このポーズの有効性には疑問があると、NPO法人 減災教育普及協会の代表・江夏武史さんは警鐘を鳴らします。
「何をするか」の前に「何が危ないか」を考える
江夏さん: 「ダンゴムシポーズをすれば頭を守れる」と考えがちですが、そもそも「何から頭を守るのか」が抜け落ちています。
例えば、放送スタジオで地震が起きた場合、モニター、機材、時計など、あらゆるものが飛んでくる可能性があります。
机がない場所でただうずくまっていては、かえって危険です。
耐震化=壊れない、ではない
江夏さん: 「建物が耐震化されているから安心」と勘違いしている方が多いです。
震度6強の揺れが想定される地域では、耐震化された建物でも崩れる可能性があります。
耐震化とは「絶対に壊れない」という保証ではなく、「崩壊するまでの時間を稼いでくれる(逃げる余裕を作ってくれる)」ものだと捉えるのが正しいです。
稼いだ時間で屋外など安全な場所へ逃げられるのに、その場でダンゴムシポーズをして固まってしまうのは命の危険につながります。
学校の防災教育の現状と課題
江夏さん: 私たちが全国の先生方とお話しする中で見えてきたのは、「教えやすい」「みんなで一律に同じことができる」という理由でダンゴムシポーズが広まっているという事実です。
これは、各々が自分で判断して逃げる「津波てんでんこ」とは真逆の考え方です。
危険を無視してとりあえず丸まるのではなく、「どうすれば生き延びる可能性を上げられるか」を子どもたち自身に考えさせることが重要です。
実際に状況を想像させた子どもたちは、簡単にうずくまったりはしません。
私たちが今すべきこと:「My被害想定」を作る
江夏さん: 地震が起きてから「どうしよう」と考えるのではなく、今、地震が起きたら何が起こるのかを事前に想定しておくことが大切です。
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ハザードマップを確認する: 国や自治体が出している被害想定を調べ、自分のいる場所(自宅、職場、学校など)でどんな揺れや被害(土砂災害など)が想定されているかを知る。
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My被害想定を作る: 「相手の攻撃力(震度など)」に対して、「自分の部屋の防御力(家具の固定状況、建物の強さ)」はどの程度かを見極める。
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具体的な避難行動を決めておく: 「この部屋の角が安全だ」「右に逃げる」「タンスを固定・整理して危険を減らす」など、事前の対策と逃げ方を徹底的に準備する。
日頃から自分の環境のリスクを具体的に想像し、いざという時に即座に判断して行動できるように練習しておくことが、命を守ることに直結します。
リスナーからのお便り:悪徳業者に注意!
ラジオネーム:レポーターさん(徳島県鳴門市)より
「台風や地震などの災害後、県外からやってくる悪徳業者の見抜き方です。
公的証明書や免許証を確認すると簡単です。私が『免許証を確認させてください』と言うと、その業者は逃げるように帰っていきました。」
屋根の工事や壁の塗装などは、専門的な資格を取得している人かどうかをしっかり確認することが大切ですね。素晴らしいアドバイスをありがとうございます。
