防災学習交流会2020 開催のお礼 つながりを育む

防災学習交流会を1月19日(日)弥富市総合社会教育センターで開催し70人の方に参加していただきました。

防災学習交流会では問題提起としてこの地域特有の課題を現場の方から報告していただいた後、知識の詰め込みではなく目に見える関係づくりとして、30分間の交流タイムを2回行いました

交流タイムでは、弥富市内外の参加者の幅広い活動実績、疑問点、課題、今後の展望を小グループで交換し、さらに全体で共有しました。

防災以外の関係者に声をかけましたが反応はあったのですが
参加が少なかったのが残念でしたが今後の課題ですね

周辺の地域、名古屋市や岐阜県の多彩な分野からの参加者が
交流タイムのグループワークに入ることによってとても話題の幅が広がって

弥富市の方50名の参加者だけでやるよりもとても話の幅が広がったと思いました

今後も地道に続けていきたいと思いますが課題は防災と名がつく行事は
防災に興味がある人以外なかなか参加していただけないこと

どうつながっていくかどうPRするかが課題だという意見が出ました

私たちの呼びかけに多くの人たちが応えていただきました。

これは、私たちがつながりを作ったのではなくつながりはあったのだと思います。

目に見えない沢山のつながりの中に私たちの命と暮らしが育まれています。

それが防災と言う糸(意図)でつながっていた。つながっていた糸を目に見える形で育むことがこのフォーラムだったと、思いを強くしました。

様々な方々の協力によってフォーラムが開催できました。

つながりは作るものではなく育むものだということを実感した一日でした。

伊勢湾ゼロメートル防災フォーラム

防災学習交流会

(日時)令和2年1月19日(日)13:00から16:30

(場所)弥富市総合社会教育センター 公民館ホール

弥富市前ケ須町野方802番地20

水害に学び未来を描く

1 伊勢湾ゼロメートル地帯の歴史の現場から  弥富市歴史民俗資料館

2 伊勢湾ゼロメートル地帯の排水と治水    愛知県建設局河川課

3 災害ボランティア・社会福祉協議会の現場から 岐阜県関市社会福祉協議会

4 伊勢湾ゼロメートル地帯での自主防災会の現場から 弥富防災・ゼロの会

地域内の連携で 地域の防災力を

「伊勢湾台風災害」の緊急応急も復旧・復興も、地域の内外の団体や人達の連携によって成し遂げられました。

地域の助け合いをどのように準備していったらいいのでしょうか。

水害の現場から学び、わが身とわが家を守る暮らしの防災、近所や地域の防災活動の活性化、行政、社会福祉協議会、民間企業、学校等の連携を進めます。

自主防災会や自治会の役員、福祉、医療、NPO、建設業者、行政など、災害時の現場担当者、本部の連絡調整者の、横のつながりをつくりましょう。

(主催)弥富防災・ゼロの会 (協力)弥富市危機管理課

防災のつながりで 地域内連携をつくりましょう

 参加者で小グループになって「自由な意見交換の時間」をもち「持続的な地域の防災」につなげられたらと思います。

いざというときのために、日頃からの顔の見える関係づくりをどのようにつくっていくかを皆さんと考えていきたいと思います。

多くの人の力やいろいろな団体が力をあわせ、それぞれが自分の持ち場で、できることを着実に実行することを目標にしています。

今後想定される災害に備え、復興する「地域の防災力」を高めるためにも「伊勢湾ゼロメートル防災フォーラム」を皆様の協力で開催したいと願っています。

水害に学び未来を描く

1   伊勢湾ゼロメートル地帯の歴史の現場から

濃尾平野は、養老-桑名-四日市断層帯が1400年-1900年ごとに沈下を繰り返しています。木曽三川上流からの土砂供給と豊かな水源により下流部は水田開発に適し、開発による築堤と、大雨・高潮災害による破堤と復興を繰り返してきました。

明治以降、鉄道等交通網の発達と繊維工場や住宅など都市的な土地利用が進み、地下水の大規模な組み上げにより地盤沈下が急速に進んでいました。伊勢湾ゼロメートル地帯を地学、地理、歴史の観点から学びます。

2 伊勢湾ゼロメートル地帯の排水と治水

伊勢湾ゼロメートル地帯は、降った雨は自然に海に流れず、堤防と排水ポンプによって維持されています。日光川の水閘門が高潮災害に備えて改修されました。日光川の堤防については地震による液状化の対策及び今後災害時における緊急道路としての整備が進められています。地域の皆さんが自ら気象情報・水位情報を取得し、自ら避難行動とることを促すような「みずから守るプログラム」を推進しています。愛知県の取り組みについて県民の命と財産を守るための治水活動について報告を聞きます。

3 災害ボランティア・社会福祉協議会の現場から

以前は災害も福祉も家族と地域のお互い様で済ませてきましたが、隣に暮らしている人の顔も知らない地域のつながりが希薄になり、地域の福祉の組織化に社会福祉協議会が大きな役割を果たしています。昨年突然の水害に見舞われながら、日頃からの福祉とボランティアのネットワークを生かして地域の要としての役割を果たした関市社会福祉協議会の実践の事例に学びます。

4 伊勢湾ゼロメートル地帯での自主防災会の現場から

水と共に生まれ、水と共に暮らす「水の郷」である伊勢湾ゼロメートル地帯での地区防災の取り組みについて報告します。

災害について学習と調査をとおして、人材を掘り起こしましょう。

地域の魅力を発見し、みんなで助け合って暮らしていきましょう。

防災をキーワードに、地域内外のネットワークを作っていきましょう。

 

冊子『伊勢湾ゼロメートル防災の仲間たち』を配布予定

(弥富市 蟹江町 飛島村 木曽岬町 桑名市 海津市 愛西市

津島市 あま市 の防災活動団体、防災関係団体)

(参加費等) 参加費無料 事前申込不要ですが、

チラシ PDF ダウンロード

私たちが住む海部郡はゼロメートル地帯と言って、今から60年前の伊勢湾台風の時には津島市までの広い範囲にわたって、場所にもよりますが3か月間住めなくなりこどもも、おとなも集団疎開をしました。

弥富防災ゼロの会は、弥富市危機管理課の協力で、伊勢湾台風から60年を記念して3つの事業を企画しました

10月26日から12月1日まで、水害に学び未来に備える 防災展として、地図や写真で振り返る市民手作りの、この地域で行われている自主的な防災活動の具体的な内容、創意工夫を展示しました。

12月24日には、この地域で雨水などを海に排出する生命線となる施設、日光川の水閘門や排水機場などを巡る見学会を開催しました。

1月19日に弥富市総合社会教育センターで、伊勢湾ゼロメートル防災フォーラムとして、防災の学習と交流会を開催しました、いざというときのために、日頃からの顔の見える関係づくりをどのようにつくっていくかを皆さんと考えました。

ゼロメートル地帯の蟹江町、飛島村、木曽岬町、桑名市、海津市、愛西市、津島市、あま市で活動する防災活動団体、防災関係団体にも参加を呼びかけました。

多くの方々の協力より開催できたこと、後援をいただいた、弥富市、海南病院に感謝を申し上げます。

弥富防災・ゼロの会 会長 佐藤仁志