河川、堤防などについて

いまこそ抜本的転換を-これからの河川行政-講師:今本 博健氏(京都大学名誉教授元・淀川水系流域委員会委員長)  (2011.3.9.:パル法円坂)はじめに
私は、学生時代に河川工学を専攻し、水の流れについての研究を始めたが、その後も学生時代からのテーマを引き継ぎ、ひたすら実験や観測を続けた。また、防災研究所に長く身を置いたことから国内外の多くの水害調査に参加した。

2001年に京都大学を定年退官した後は淀川水系流域委員会委員として、河川整備計画策定の審議に加わり、河川整備の在り方について考えさせられた。最近は、あちらこちらのダム反対運動の現場を訪ねることが多く、先週も長崎県佐世保市近くの石木ダムへ行き、今週は久しぶりに内海ダムへ行くことになっている。

本日は、是非これを伝えたい、というテーマを選ばせてもらったので、気合いを込めてお話ししたい。
今日、私が選んだテーマは、最初は 「これからの河川行政」 ということだったが、「今こそ抜本的転換をしてほしい」 ということを、二つお話ししたい。その一つは、「治水に関する考え方」、もう一つは 「堤防に関する考え方」 である。

 

鬼怒川堤防調査委員会 報 告 書 – 関東地方整備局

平成28年3月
国土交通省関東地方整備局

 

平成27年9月関東・東北豪雨 鬼怒川災害調査報告書
応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団
2016年7月1日

 

台風17号及び18号による鬼怒川被害
現地調査報告(第 2 報)

~平成 27 年 9 月 10 日の大雨による被害~
平成 27 年 9 月 29 日

一般財団法人国土技術研究センター